西方司令部の港での戦闘から翌日
基地内ではいまだにいような緊張感が走っていた。
それと同時に戦闘によって破損した施設等の修復作業も始まっていた。
その基地内にあるドックに停泊してするマラス級二番艦ハヤテ
前日の戦闘に参加し今は戦闘で破損した箇所を修復している。
その艦内の格納庫では
昨日の戦闘によって破損した機体の修理が始まっていた。
「さすが隊長の機体だほとんどダメージは無いですね」
と、一人の整備士が行った。
さすが隊長クラスだと昨日の戦闘ではほとんど無傷に等しい外見
しかし機体の内部はどのぐらいダメージがあるのか今はチェックしている。
「しかし、メーカーの人に手伝ってもらわないといけないとは・・・」
と、別の整備士が言った。
その目線の先にはメーカーの人である向井がいる。
向井はERX-X102(ライニング)機体のチャックをしていた。
「さすがにこのぐらいでは、金属疲労もなさそうだな」
チェックの項目を見ながら次々と処理している。
さすがにこの仕事はなれているのだろう。
「コレで終了と・・・」
すべてのチャックを終わらせたようだ。
『向井さん至急通信室』
突然の放送
何だろう。
彼はそう思った。
通信室
艦内の一角にある
長距離通信等を専門に扱っている部署だ。
「あ、向井さん。本社からの通信です」
と、通信室の軍人は入ってきた向井にそういった。
「あ、はい」
何だろう?
と、疑問を抱えつつ通信機の前に立ってボタンを押した。
しかし、通信に出てきたのは本社の人ではなく
第二工場所属の木坂だった。
『っよ、向井』
なんだか私用で通信でもしているかのごとく軽い。
「何か用?」
私用で通信とかマズイよい、言いたげだ。
それにいたして木坂は冷たいなと言いたげだ。
さっさと本題を言う事にしたようだ。
『ERX-X102シリーズの調子どうだ?』
「サード以外は全スペック問題ないです」
『サードに何か問題でもあるのか?』
「ウェポンシステムがまだテスト出来ていないんです」
『そのための機体なのになんで?』
確かにウェポンシステムを初めて搭載した機体だ
しかし、ウェポンシステムのためのオプションパーツが無ければテストする事が出来ない。
「サードしか無いからだ」
『あぁあ〜』
納得したようだ。
『それなんだけど、新型をハヤテに配備する時に同時配備するから』
「スガイエルがロールアウトしたの?」
『先行量産型だけどね』
「そう」
『とりあえず伝えたかった事はそれだけ』
「分かった」
ほぼどう度に二人は通信を切った。
通信室を誰が使ったか記録をしている軍人
向井が出ると通信士が入れ替わりに入って行った。
少しあわただしいようだった。
再び向井が格納後に戻ったのは数十分後だった。
人気が無くすごく静かだった。
「人がいないや」
広い格納庫で一人呟いた。
それは山彦のように反響して格納庫内で響いていた。
艦内の会議室
そこには艦長、第一小隊長、第二小隊長、第一特殊小隊長とその部下数名がいた。
「さて、本艦のこの後の作戦だが」
と、艦長の伊丹が言い始めた。
彼の階級は大佐でこの中で一番階級が上だ。
「司令部から補充要員と補給を手配し、数日後に合流予定だ」
どうやらそれまでこの基地で待機のようだ。
戌井はそう思った。
会議が終了し隊長たちは各自自分の持ち場に戻って行った。
格納庫に向かう通路
そこを歩く大垣少尉
格納庫に到着すると人がいないどういう事だろう?
彼はそう思ったが、よく見回すと向井が目にかいった。
その向井はライニングサード(ERX-X1023)を見上げていた。
ここのとこ彼はよくこの機体を見上げている事が
多くなっていた事に大垣少尉はうすうす気付いていた。
どこか遠くを見るかのように向井はいつも見ている。
なんだか声をかけ面イからその場から離れる事にした。
それから数日後
当初の予定より一日遅く補給部隊が到着した。
輸送機から大きいコンテナが艦に運ばれていく。
「コレがウェポンシステムのパーツが入ったコンテナ」
物資の搬入作業を手伝っていた向井がコンテナを見て言った。
さらに大型の輸送機からライニングセカンド(ERX-X1022)
およびスガイエル(ERX-03)の姿が見えた。
向井の近くで作業していた大垣少尉が近づいていた。
輸送機から運ばれている新型のことを聞きたいのだろう。
「何ですかあの新型は?」
やはり新型が気になるようだ。
「しかも、ライニングセカンドが二機も…」
気になる事が二つ向井に言った。
すると、
「で大垣少尉がもっとも気になっている機体
あれはERX-03スガイエルと呼ばれる機体
ライニングセカンドを完全量産化した機体なんだ
あ、でもここの機体は先行量産型だから少し性能は高いよ」
ようするに次世代主力機と言うわけだ。
でも何で新型を配備する必要があるのか?
大垣は少し戸惑ったがすぐに気付いた。
第一特殊部隊の機体以外は第二世代型だから
この後の宇宙(そら)に上がりば使えなくなる。
そう言うことか。
彼は自分で納得していた。
その翌日艦内は慌しかった。
そう、宇宙(そら)へ上がる準備で…
REV.2.00