ここは、西方に軍が使用する港。

 西に海があり東に山に囲まれている。

 その、軍港の港に二人の軍人がいる。

 

 「西方司令部は、始めてくるな」

 

 と、一人の軍人が言った。

 

 「西地方自体来るのが始めてなんだから」

 

 と、もう一人の軍人が言った。

 

 「東方と西方共同開発の新しいユニットが最終段階に入ったからな」

 

 「だけど何でウチの部隊がわざわざ西方に来ないといけないんだ」

 

 「そりゃあ・・・・・・高田司令官がウチの部隊と第一特殊部隊がたまたま西方司令部にのマスドライバーに要があったから…ついでだな…」

 

 「「・・・・・・・・・・・・」」

 

 「それにしてもなんだか慌しくないか?」

 

 「そう言わればそうだな」

 

 その時、

 

 『東方司令部の第六機動部隊・第一特殊部隊は、第21番格納庫へ集合してください』

 

 と、放送があった。

 

 「「!!!!!」」

 

 「21番格納庫だって」

 

 「ここら辺が32番ら辺だからあっちか」

 

 「そうだな」

 

 と、言い残し二人の軍人が去って行った。

 

 

 

 第21番格納庫に数十人ほどの軍人が集まっていた。

 この部隊のほとんどは、東方司令部第6機動部隊である。

 その中に第一特殊部隊の面々とERXシリーズのメーカーの人間も混じっていた。

 この第一特殊部隊の指揮官(隊長)は、戌井大佐である。

 彼は、パイロットとしても優秀で、東方での最新鋭の機体ライニング(ERX-X102)のパイロットである。

 さらに第一特殊部隊の隊長機以外の機体もライニングセカンド(ERX-X1022)と試験運用中の最新機体だ。

 

 「君達が知っているどおり、現在東西共同開発の新ユニットは最終調整に入っている」

 

 と、第六機動部隊の隊長が言いつづけて

 

 「それに伴い機体のSOを新しく書きからないといけない。」

 

 そう言いメーカーの人たちに目をやって、

 

 「偶然とはいえメーカーの人間もいるので、彼らにも手伝ってもらえることになりました」

 

 淡々と言っている。

 

 「これより各整備班とともに各機体の調整を・・・・それが終わった者は次の指示まで待機、以上。作業にかかれ」

 

 「「はっ」」

 

 隊員達は作業にかかった。

 そんな中もくもくと作業する向井の姿もあった。

 

 

 

 戦艦内の格納庫では

 数人の技術者が一機の機体を組み立てていた。

 その機体はERX-X102系のライニングの系列の機体だ。

 セカンドをベースに中距離支援用に新たに開発している。

 いわゆるサードタイプだ。

 ERX-X1023ライニングサードとつけられた型番とコードネーム

 実験的とはいえ増加ウェポンシステムと言う新システムを採用しており

 状況に応じて戦術を変えることができる。

 

 

 

 その格納庫の付近で固定されている機体

 ERX-00EX、イクサEXのコックピット付近にふたりの人影があった。

 一人はこのイクサのパイロットである向井

 もう一人はERX-X1023、ライニングサードのパイロットに決まった大垣だ。

 どうやらイクサを使って機体操縦の練習をしているようだ。

 

 

 

 そのころ、違う格納庫では、ゲラル(MSA-K132)と言う機体の最終調整に入っていた。

 ゲラルと言う機体は西方司令部で最初の100系である。

 MSA-01と違う量産型でない機体である。

 しかし、北方司令部の強奪事件で警備は厳重になっていた。

 

 

 

 また、港では西方司令部の第2艦隊の母艦に第3機動部隊の機体(A01)を乗せる作業が始まっている。

 それと平行してマラス級二番艦ハヤテのマスドライバー施設による発進準備も進んでいた。

 

 『マスドライバー発進準備進行率30%』

 

 『東方司令部第一特殊部隊は艦に戻ってください』

 

 『第4機動部隊は、第3ドックに移動してください』

 

 『中央司令部第12機動部隊は、第7ドックへ』

 

 『北方司令部第2機動部隊は、第9ドックへ』

 

 と、基地内で放送が飛び交っている。

 

 

 

 「繰り返します。中央司令部第12機動部隊は、第7ドックへ」

 

 「第1ドック作業終了しました」

 

 「第2ドック作業終了しました」

 

 次々と報告が入っている。

 西方司令部の港にある軍施設

 そこはマスドライバーを所持し宇宙(そら)に上がる施設が密集している。

 その管制室では、入ってくる情報

 

 「東方司令部第6機動部隊の機体の最終調整完了しました」

 

 「東方司令部第6機動部隊は、その場に待機させろ」

 

 と、管制室の司令官らしき人が言いました。

 

 「はっ」

 

 

 

 そのころ、第21番格納庫では、管制室からの指示でその場に待機していた。

 

 「さっきから中央や北方の部隊の放送が多いな」

 

 「そうだね」

 

 「隊長何か知りませんか?」

 

 「北方で機体が奪取されたらしい。下手したら、うちの部隊も出る場合がある」

 

 「「・・・・・・・・」」

 

 

 

 

 司令塔のレーダーに

 

 「レーダーに機影これは、敵戦闘機グン数40・・・・・・・」

 

 「さらにWZSシリーズ、ガンザー、バージン、ソールドを確認」

 

 「奇襲だ」

 

 「敵接近、敵接近スクランブル」

 

 

 

 

 『第一戦闘配備、第一戦闘配備』

 

 『第5機動部隊と第4艦隊発進』

 

 基地内での放送で慌しく動く軍人。

 

 『東方司令部第6機動部隊・中央司令部第13機動部隊のパイロットは搭乗機にて待機』

 

 

 

 

 その放送を聞いた東方司令部の軍人達は、

 

 「各機体は、ジェットを装備。パイロットは、各機体で待機」

 

 「「はっ」」

 

 「隊長機にもジェットを・・・・」

 

 「「はっ」」

 

 整備班は、作業にかかった。

 

 

 

 テロリスト達(反政府軍)よる第一次西方司令部襲撃が始まった。

 

 

 

 

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 REV.2.00