これは、八月の最初の日曜日

 

 

 

 大垣は、軍の施設一般公開を見に行くために駅に来ている。

 どうやらココで待ち合わせのようだ。

 あたりには、多くの家族つれやカップルなど

 待ち合わせ場所になっているのか

 多くの人で混雑していた。

 土日だから当たり前なのか

 それとも、夏休みに入ったからより多いのか、

 大垣は、時計を見て時間を気にしていた。

 

 

 

 今は、十時五分前だ。

 待ち合わせの時間は十時らしく

 大賀と待ち合わせるとき大抵は

 大垣の法が咲きにくるのとが多いのだ。

 そこに、佐伯宗矢がやってきた。

 

 「お待たせしました」

 

 「いえいえ」

 

 どうやら緊張しているようだ。

 確かに大学以外で会うのは初めてだ。

 普段あまり人と関わることが無いような生活をしているのだろうか。

 なんだか心配だ…。

 と、思っていると

 なんだか後ろから目線を感じるのだが

 気のせいだろうか?

 と、後ろに振り向くと

 そこには、大賀が立っていた

 

 「うわぁ」

 

 つい、口から声が出るほど驚いた。

 

 「そんなに驚くなよ」

 

 「いや、いきなり後ろに立っているから…」

 

 いや、ほんとと驚いたよ。

 しかも、大垣よりも背の高い大賀だから

 目線が上から来るのだ。

 そんな二人のやり取りを聞いて

 佐伯は、少し笑っていた。

 これで少しは緊張はほぐれたかな?

 何かを思ったのか大賀がチケットに関して質問してきた。

 

 「そう言えば、あのチケットどうやって手に入れた?」

 

 買ったのか?

 と、でも言いたそおだ。

 

 「いや、そんな物買う余裕はないよ」

 

 「まっそうだよな〜」

 

 「うちの兄貴が送ってきたんだよ」

 

 そういえば、大賀とは面識があったけ?

 そんなことを思いながら言った。

 

 「兄貴って、あの?」

 

 どうやら、面識はあったようだ。

 幼馴染でもあるからさすがに会った事があったようだ。

 

 「へぇ〜、大垣さんってお兄さんいるんだ」

 

 僕も二人お兄ちゃんがいるんです。

 と、以外にもこの話題に入ってきたことに

 少し驚いているがココゾとばかしに

 話を広げる大垣

 

 「そう言えば大賀って弟がいるよな」

 

 「まあな、付属中学校に通っているからな…」

 

 この町(下見町)に住んでいるはず。

 以外だった

 そおだったのか。

 前に弟の話になったとき

 あまり話してくれなかったし、

 実際会った事があるにはあるけど

 小さい時でそんなに覚えていない。

 

 「そうそう、どうやって行くんだ?」

 

 ふっと、思い出したかのように大賀が言った。

 電車に乗るんだよと、大垣が言った。

 

 「確か、明呉(かぐれ)駅から徒歩十分ぐらいだったはず」

 

 「明呉?」

 

 どうやら大賀はこの周辺の地名をあまり把握していないようだ。

 

 「明呉は、寸元の隣町で造船が盛んな町でもあるんだ」

 

 あそこか、と納得しているようだ。

 実際分かっているかは不明だが。

 改札口を通りホームに入ると…

 ちょうど電車がホームに入ってきた。

 三人はその電車に乗り下見町を後にした。

 

 

 

 明呉駅には十数分で着いた。

 駅から出るとそこには多くの人

 三人は人の多さに圧倒された。

 

 「結構人がいるな

 

 こぼれ出たかのように大賀は言った。

 もともと田舎町出身の大賀と大垣は

 こんなに多くの人を実際見たことが無かったようだ。

 

 「確かに、大学の入学式の時も圧倒されたけど…」

 

 これは、それ以上だよ。

 と、大垣も初めての光景に驚きが隠せない。

 

 「今年は、去年より多いなぁ」

 

 と、去年も行ったのだろうか

 佐伯が言った。

 去年も来たのと大垣が言った。

 

 「うん、一番上のお兄ちゃんがねチケットをくれたから」

 

 「へぇ〜、そうなんだ」

 

 少し以外だった。

 自分の兄みたいに珍しいチケットを

 送ってくる兄がいるとはなんだか会ってみたい

 と、思うようになってきた大垣だった。

 

 

 

 

 

 あとがき

 

 

 今回は佐伯宗矢の兄発覚と

 大賀の弟に少し触れました。

 名前から見て佐伯宗矢の兄の一人は

 佐伯宗次です。

 もう一人は次の話に出る予定。

 公開順上と小説の時軸が前後したりしているので

 この時はまだ大垣は大賀の弟が

 大牙だとはまだ知りません。

 さらに、当初は二話構成だったのが

 少しばかり話が膨らんで

 初の三話構成となっております。

 

 

 

 

 

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 REV.1.10