ロウ(大垣)は、少し迷っていた。
このマンションに引っ越してきて、
同じフロアーにすむ人達に挨拶をしよう
と、大家さんに聞いてみると。
「あの階は学生が多いから。
この時期は実家に帰っている人が多い」
と、言われたが
挨拶に回ってみると。
本当にどこの部屋も反応が無かった。
そして、最後に自分の向かい側の部屋の前に立っていた。
ココもいなかったらどうしよう。
と、迷っていたがインターホンを押した。
すると内側から反応があった。
そして、ドアが開いた。
ドアが開いた瞬間の中で何かを作っているようで、
中からほのかに良い匂いがする。
「どちらさんですか?」
部屋から出てきたのは中学生ぐらいの
虎の獣人が出てきた。
あれ、どっかでみたことがあるような?
と、ロウ(大垣)
「っあ、今日向かい側に引っ越してきた大垣です」
「ここに住んでいるのは、僕と野洲さんです」
やっぱり誰かに似ている。
ロウの頭はそのことでいっぱいだ。
「…大牙と言います」
考えごとで彼の名字を聞きそびれた
「大牙くんできたよ」
と、部屋の置くから聞こえた。
「あっ、はい。それでは」
と、彼は言い残してドアを閉めた。
ロウ(大垣)は、自分の部屋に戻った。
それから引越しの片付けを終えた時はすでに夕食の時間だった。
これから夕食を作らなければと思ったが、
しかし、めんどくさい、
近所のスーパーでも行ってみるか。
と、立ち上がった時
ピイポン
と、インターホンが鳴った。
「どちらさんですか?」
と、ドアを開けた。
そこに立っていたのは向かい側に住んでいる大牙だった。
「あのぉ、これ、作り過ぎたのでもしよければ」
と、差し出されたのは
肉じゃがだった。
「っあ、これはどうも…これ、君が作ったのかい?」
肉じゃがを受け取って
かるく聞いてみた。
「いえ、野洲さんが作りました」
しかし、彼はまだ肉じゃがが入ったパックを持っている。
ロウ(大垣)は、そちらの方が気になって聞いてみた。
すると、意外なことが判明した。
「これですか。この肉じゃがは大家さんの大好物なんですよ」
「え、それほどおいしいの?」
ロウは驚いている。
「そうなんですよ。っあ、早く持っていかないと。それでは」
彼は、一礼して去っていった。
部屋で
例の肉じゃがを暖めると
良い匂いがする。
大家さんが大好物と言うこの肉じゃが
どのぐらいおいしいのか
少し楽しみな気がした。
あとがき
まずは、今回登場した人物のおさらい
ロウこと
大垣(オオガキ)狼次(ロウジ)
この話より大学一年生
(大学入学前ですが)
それと、彼の部屋の向かい側に住んでいる
野洲(やす)さんと大牙(タイガ)くん
野洲さんのフルネームは
野洲(やす)健也(けんや)
料理上手で大家さんをうならせるほど
少しネタバレになりますが
高校二年生です。
それと大牙(タイガ)くん
フルネームは今後のストーリー上で
彼は中学生ですが親元を離れて
なぜか野洲の同居中…
そして、最後に大家さん
ロウたちが住むアパートの大家さん
大好物は野洲特製の肉じゃがと他
一様人間のお婆さん
それ以外は不明ですが何か?
REV.1.01